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1973年末夕刊紙に東宝の翌年以降の大作ラインナップの広告が出された際、エスパイ、ノストラダムスの大予言等と共に発表された。製作前の各作品に「抽選で50名を試写会にご招待」とまで告知された。
監督と特技監督には前作と同じ森谷司郎と中野昭慶を起用。タイトル横に付けられたキャッチ・コピーは「祖国を失った日本人は世界史から抹殺されるのか?」だった。プロットとしてはジュネーブで再会する小野寺と玲子、難民化した日本人の受難、日本政府の裏資金での国土調達活動等が描かれると言われたが、製作は立ち消えになり幻の企画となった。
『日本沈没1999』の企画
松竹が1999年12月から公開する2000年の正月映画として、『日本沈没1999』の製作発表を1998年9月30日に銀座東急ホテルで行なった。
監督には大森一樹を起用。大森と小松は、共に1995年の阪神・淡路大震災の被災者でもあり、その経験を活かそうと阪神・淡路大震災当時に見られた若者たちのボランティア活動やインターネット上の動向を盛り込もうと意欲を見せ、小松も若い世代の描写に期待を寄せた。映像面でもスペクタクルシーンにCGを活用する方針を採用。光吉俊二、大原伸一といったスタッフの名前が挙がった。総製作費12億円、配収目標30億円の大作になる予定だったが、業績不振の松竹は制作費を調達できず、1999年3月5日の松竹社長の記者会見で「検討中」とコメントし、事実上の製作中止が明らかとなった[1][2]。結局、2000年の松竹の正月映画には大島渚の監督作『御法度』が公開された。
小説の続編である『日本沈没 第二部』が、2006年の再映画化に合わせ、谷甲州との共著という形で2006年7月に出版された。
執筆までの経緯
テレビでの対談において続編の構想について質問された小松は「日本沈没時、大量に発生した火山灰のため地球全体が寒冷化し、地球規模の食糧不足となり、そのような状況の下、世界各地に散らばった日本を離れた日本民族がどうなるか?を考えていたが、昨今の火山の噴火に伴う同様の状況の現出など、あまりに現実的すぎるテーマとなってしまい筆が進まないでいる」という趣旨の回答をしており、第2部においても「地球寒冷化」が「日本人の行く外国為替
」と並んで重要なテーマとされている。
後に小松と彼を慕う若手SF作家(谷や森下一仁ら)を中心として『日本沈没』の続編を執筆するプロジェクトが立ち上げられて、沈没後に残された日本人と地球が辿るであろう運命について議論が交わされて小松の元で基本的なFX
が纏められた。だが、小松が既に老齢であった事もあり、実際の執筆は沈没後の日本人が活躍の舞台とするであろうアジア地域での生活が長かった谷が担当した。
「第二部」以降の展開
第三部の構想もある。2006年にラジオ番組「サントリー・サタデー・ウェイティング・バー」に小松が出演した際、「第三部をもし作るとしたら、第二部で生きてた日本人はもう宇宙まで行くしかない。宇宙にメガフロートを作ろうかと谷(甲州)と話している」と言った趣旨の発言をしていた。
『日本沈没』が執筆開始された後から「外為
」に連載され、出版は1966年と『日本沈没』に先んじる形になった小松の別の長編小説『果しなき流れの果に』には、短いエピソードとして、国土を失ったさらに未来の日本人の行く末に触れており、ここでは宇宙に進出する日本人の姿が描かれている。また、『お祭り』というショートショート作品では、国土を失った日本の民族が宇宙開発を率先して進めたため、その貢献への返礼としてお盆に太平洋上で巨大「大文字焼き」を行う権利を得た、ということになっている。
現実に日本列島が沈没する可能性
日本列島の土台は複数のプレートの運動によって形成された付加体である。これは大陸側のプレートと太平洋側のプレートの衝突によって、海洋プレートの上の堆積物が押し上げられる形で隆起したものである。よってこのプレートの動きが変らない限り日本列島が沈没することはなく、むしろ現在日本列島は沈下ではなく隆起している。実際にプレートの動きが変わっても完全に沈没するまで100万年以上かかると計算されており、差し迫って沈没時のための準備や心配、対策などをする必要はないとされている。[1][2]
また、入舩徹男・愛媛大学教授が、イギリスの科学雑誌・ネイチャー2008年2月14日号に発表した論文によると、地表から地中に沈下したプレートは、地下600キロ前後で滞留しそれ以上は沈下しないという(2008年2月14日付読売新聞)。
作者の小松にとっても承知の上の事であり、作品中でも示唆されている通り外為
沈没は、何億年に一度かの天変地異が今現在起こったら? という仮定の話である。仮定が現実となった場合であっても、天変地異が日本のみに局限される事はまず有り得ないであろう。
パロディ
日本以外全部沈没
筒井康隆作のパロディ小説。日本沈没が第5回星雲賞(日本長編部門)を受賞したのと同時に、第5回星雲賞(日本短編部門)を受賞。
2006年の『日本沈没』の公開に便乗する形で映画化が発表された。初代映画版とテレビドラマ版でそれぞれ小野寺役を演じた藤岡弘、と村野武範がそろって出演し、話題となった。なお、こちらの映画版の田所博士役は寺田農で、寺田はリメイク版『日本沈没』からも出演のオファーを受けていたそうだが、結局こちらを選んだ。また、2006年版に出演した松尾貴史が、気象予報士・森田良純役でこちらにも出演している。なお、この作品には小松が公認(お墨付き)を与えている。
日本漂流
本人による自己パロディ。松代群発地震の調査でボーリングを行ったところ、なにやら柔らかいものに行き当たり、同時に日本列島すべてを激震が襲い、直後に日本列島は南に向かって泳ぎ出す。地下にナマズがいるというのは本当で、日本列島の下にはなんと巨大な一匹のナマズのような怪物がいたのである!というお話。超々特大日本鯰竜(アルキウルトラギガントナマザウルス ニッポニクス)というFX
名が付けられている。
日本ちんぼ*
横田順彌のナンセンスパロディ小説。
日本ふるさと沈没
2006年版公開に合わせて出された徳間書店から刊行されたパロディ漫画集。「(作家たちの)故郷が沈没したら?」というコンセプトで書かれており(「ご当地」のみが沈没ないし残存するという場合もある)、鶴田謙二や吾妻ひでおなどSFファンには馴染みの深い作家から、いしいひさいちまでと執筆者の範囲が幅広いのも特徴である。
SMAP×SMAP
フジテレビで放送のバラエティー番組。2006年版の主演である草g剛がFX 取引
しており、この映画のパロディであるコント「日本陥没」が放送された。
ケロロ軍曹
「日向家沈没」の題で、地下基地年末拡張工事で緩んでいた地盤が日向家もろとも沈降してしまうというストーリー。最終的に、アンゴル=モアの活躍で日向家は難を逃れた。しかし、地下基地は泥まみれになり、ケロロのガンプラも液状化した地面に消えた。
ドラえもん
「世界沈没」の題で小学館てんとう虫FX
版の単行本では4巻に収録。のび太が12時間後に起こる現実をドラえもんの道具(イマニ目玉)で見ると世界中で大雨が降り世界が沈没すると言う内容。実はのび太が見たのはただの夢で、実際に世界が沈むことはなかった。
ハヤテのごとく!
作中で「練馬沈没」なる映画が登場する。
『人間失格』(にんげんしっかく)は小説家・太宰治による長編小説であり、『走れメロス』『斜陽』に並ぶ太宰の代表作の1つである。1948年に雑誌「展望」に全三話の連載小説として発表された。脱稿は同年5月12日。
連載最終回の掲載直前の6月13日深夜に太宰が自殺したため「遺書」のような小説とされてきた。ただし本作が太宰の最後の作品というわけではなく、本作の後に『グッド・バイ』を書いている。一応のところ本作は私小説形式のフィクションであるが、主人公の語る過去には太宰自身の人生を色濃く反映したと思われる部分があり、自伝的な小説であるともみなされている。しかし太宰の死によりその真偽については不明な部分が多い。
概要
戦後の売り上げは新潮文庫だけでも累計600万部を突破しており夏目漱石の『こころ』と何十年にも渡り累計部数を争っている。
他人の前では面白おかしくおどけてみせるばかりで、本当の自分を誰にもさらけ出す事の出来ない男の人生(幼少期から青年期まで)をその男の視点で描く。主人公「自分」は太宰治ではなく大庭葉蔵(おおば ようぞう)という架空の人物で、小説家ではなく漫画家の設定になっている。この主人公の名前は、太宰の初期の小説『道化の華』に一度だけ登場している。
作中で大庭葉蔵の手記とされるのは「第一の手記」「第二の手記」「第三の手記」であり、最初の「はしがき」と最後の「あとがき」は「私」の体験談とされている。当初「第一の手記」の原稿では主人公の自称は「私」であったが途中で書き直され「自分」となり、結果的に手記全体にわたりその一人称が使われた。
前述の通りこの作品は「遺書」と受け止められていたため、ずっと勢いにまかせて書かれたものとされてきたが、1990年代に遺族が『人間失格』の草稿を発見し、言葉1つ1つが何度も推敲されていた事が判明した。
なお、海外ではこの作品は性的虐待を表現した小説であるともみなされており、宮地尚子がMike Lewに自身の所属するグループで読んでもらったところ「辛くて読めない」という人まで出現した。L・ドゥモースも『親子関係の進化 子ども期の心理発生的歴史学』で乳母からの性的虐待の歴史の中でこの事例を報告している。しかし、日本ではこうした人に見られる「演技性」が別の側面から観測される傾向が強い。